バレーの「そーれ」がなくなった理由４選！選手の本音やサーブのタイミングも解説

バレーボールの試合中、サーブの時に寄せられる「そーれ」という掛け声がなくなったと思いませんか？

「そーれ」が禁止になったという声もチラホラ…。

この記事では「そーれ」という掛け声がなくなった理由4選！と題して

”日本バレーボールと「そーれ」の歴史”をわかりやすくまとめています。

バレーの「そーれ」がなくなった理由4選

yahooニュース

「そーれ」が公式で禁止になった事実はない

バレーボールの試合に「そーれ」が禁止と明確に通達があったわけではありませが、

確実に日本バレーボールサーブ前の「そーれ」は消えつつあります。

その理由について調査してみると4つの理由が存在していると言います。

理由❶選手がやりづらい

選手のミスを誘発する可能性

バレーボール選手にとって、声援はありがたい一方「そーれ」のようにタイミングを限定するような掛け声は、選手によっては「やりづらい」という本音もあると言われています。

日本男子のサーブミスが多い

特に声援が目立つ、日本男子バレーボールはサーブミスが多いとも言われていて

「そーれ」に掛け声にあわせたい＝ファンの期待に応えたいというプレッシャーが選手のやりづらさを助長させているという声もあるようです。

理由❷世界標準の応援コール

日本独自ではなく世界標準に

2023年に、日本バレーボール協会の川合会長が、

応援スタイルについてコメントされていました。

• 応援コールはDJが主導
• 手拍子や「ニッポン」コール
• サーブ直前まで音楽

最近のバレーボールの試合では「そーれ」というタイミングが見つからない雰囲気でDJが主導しています。

これも川合会長の”世界標準の応援コール”を軸に進めていることなのかもしれません。

理由❸ジャンプサーブには合わない

ジャンプサーブとタイミングが違う

2024年現在、バレーボール選手はジャンプサーブを主に使っています。

・アンダーサーブ
・フローターサーブ
・ドライブサーブ

ひと昔前に主力となっていたサーブは、ジャンプサーブでなく、「そーれ」という掛け声ともタイミングが合わせやすかったといいます。

現在、日本バレーボールの要と言えるジャンプサーブと「そーれ」は合わせたくても合わせられない仕組みになっているということになります。

理由❹観客側のリテラシーが上がった

選手本位の観客マナー

Xなどで選手の生の声や様子を目にすることが増えた現代は、観客側のリテラシーが向上していると言われています。

• ブーイングがない
• 両チームのファインプレーを称賛
• サーブ前に審判からの合図で静寂に

Xなどの情報で得選手を身近に感じられる分、”選手に最高のプレーをしてほしい”と言う」応援スタイルにかわってきているのかもしれません。

バレーの「そーれ」の掛け声はいつから？

「そーれ」は40年以上前から

日本バレーボール界の「そーれ」という掛け声は、1981年に開催されたワールドカップですでに見受けられていることことから、少なくても約40年以上前からの文化だと言われています。

さらには、中学などの地区大会では、その前から「そーれ」が使われた記録もあるため、40年・45年と遡ることもできそうです。

バレーの「そーれ」がなくなった理由まとめ

日本バレーボールの伝統的な掛け声「そーれ」がなくなった理由についてまとめてみました。

• 「そーれ」が明確に禁止になった事実はない
• 「そーれ」が消えた理由はある

「そーれ」が現在の日本バレーに合わなくなった理由はあるものの、一体感が感じられる応援の文化は守っていきたいですね。

選手にも望まれる形の応援スタイルで、日本バレーを熱くしていきましょう！